ロルフィングをさらに詳しく

重力について

重力と身体

ロルフィングのゴールは重力との調和です。人に取り巻く環境で人体に大きな影響を与えている重力。それにもかかわらず、見過ごし、忘れてしまいがちです。その重力があるために、地球上の物体には重さが存在します。

例えば、人の頭の重さは、約5~6kgと言われています。

きれいにたっている状態であれば、その頭の重さは、その下にある上半身や体幹などの身体のパーツが支えていて、それらにも同じように重さが発生して、その下にある脚が支えています。

そして、これらを合わせた身体の重さは地面によって支えられています。地面は効率よく身体の重さを受け止めています。

猫背のように頭が前に出てしまう状態であれば、きれいにたっている状態と比べると、頭に下に重さを支えるサポートがありません。そのため、首や肩を中心に無駄な力が発生します。

良い姿勢は窮屈

 重力と調和した良い姿勢は頭が前に出ているのに対して、ぐっとあごを引いて、胸を前につきだして「きれいな姿勢」を作るのとは異なります。

それは、緊張でさらなる緊張を被せて、緊張を増やす状態です。

見た目はきれいな姿勢ですが、かえって緊張を増やして、効率的でない窮屈な姿勢となっています。重力と調和した姿勢とは、無駄な緊張を手放して生まれる、楽で効率よく機能している姿勢です。

地球にいる限り、どんな時も身体には重力がかかり、姿勢のわるい状態であれば、いつも身体に無駄な緊張が発生していることになります。無駄な緊張が続ければ、身体の不調やコンディションの低下、パフォーマンスの低下、身体の内側からの感覚や身体の外側からの刺激の対応力の低下となって現れます。

緊張のある状態は、心にも影響を与えます。緊張したり、焦っていたり、変に頑張ってしまいます。

 

 

セラピストはだれ?

 立っているときだけでなく、寝ているときも、座っているときも、動いているときも、いつでも重力の影響を受けています。

日ごろから重力と調和していあげることで、身体を効率よく働かしたり動かしたりすることができます。人の健康と生活の質は重力と適応する能力に依存していると言っても言い過ぎではありません。

創始者であるアイダ・ロルフ博士は「重力こそ真のセラピストだ」と伝えています。ロルフィングは、クラアイントが重力と調和するきっかけを作ります。そして、重力と調和していることで、不調を改善して快適な生活を送ることだけでなく、身体のさらなるケア、そして発展に繋がります。

 

<日本ロルフィング協会の記事より>