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10セッションの説明

セッション1

自由な呼吸

不安や恐怖の感情、過度なストレスは呼吸を浅くします。呼吸は一日に2万回以上繰り返されます。小さな変化や、やがて大きな変化となって身体に現れます。深く楽な呼吸は血液の循環を助けて、新陳代謝を高めます。

それは、活力のアップの基本です。

肺の自由な動きを邪魔している首や肩、腰などの筋膜の張りがほどけることで、肺の自由な動きが促進されて、心地よくゆっくりとした呼吸を楽しめるようになるでしょう。

 

セッション2

大地にしっかりとついた足

歩くときに足裏の動きが背骨までなめらかにつながるように、筋膜のバランスを整えます。建物でいえば基礎工事。偏平足や足首、膝のねじれは、頭や首、上半身の姿勢や動きにも影響を与えます。歩くとすぐに疲れてしまうのは、足という全身の土台がゆがんでいるからです。足の裏が地面からしっかりと支えられている感覚(グラウンディング)が味わえるようになると、精神的な落ち着きが生まれます。

 

セッション3

身体の側面の広がり

側頭部から足までの身体の害側面のつながりがテーマです。

首やわきの下、脇腹、骨盤、足の側面など、側面の筋膜に働きかけることで、身体に3次元的な奥行きが生まれます。それは、コアと呼ばれる内臓の収まる空間が広げて、呼吸をさらに深くします。この側面の感覚はバウンダリー(境界線)の感覚にも影響すると言われてます。側面がのびやかになり無駄な横揺れが減ると、歩くことよりも楽に感じられてくるでしょう。

 

セッション4

脚の内部、骨盤底

脚の内側面から骨盤底(骨盤の底を塞いでいるハンモック状の筋肉)にかけてのつながりがテーマです。すわりっぱなしの生活や妊娠、出産時の影響は骨盤底の動きを麻痺させて、いわゆる「骨盤のゆがみ」を引き起こします。足の内側から骨盤底へとつながる筋膜のバランスを改善することであるくときの足と骨盤のやわらかく自由な動きが生まれてきます。ヨガや座禅の世界では骨盤底が目覚めることで、歩くときの脚と体の中心を上昇するエネルギーが感じられると言われています。

 

セッション5

コア=内臓の収まっている空間がテーマです。そこには内臓だけでなく、歩行と呼吸に関わる大腰筋が眠っています。大腰筋が緊張してちぢこんでいると、呼吸は浅くなり、そり腰や、その逆に腰を丸めた姿勢になってしまいます。慢性化した腰痛とも密接に関わりあっています。大腰筋がリラックスすることで、姿勢が安定して、歩くときに一歩一歩がより伸びやかに軽く感じられるでしょう。

 

セッション6

後頭部から足裏まで、身体の背中側の筋膜のつながりがテーマです。長時間のデスクワークは背中や腰、お尻の筋肉に大きな負担をかけます。背面の筋膜のこわばりがほどけると、背中とともに仙骨(骨盤の中央の骨)の動きが自由になるとともに、気付かなかった

負担から開放されて、筋肉は深いリラックスを感じます。普段意識することの少ない背面の広がりを感じて歩くと、誰かが背中をおしてくれるような、スムーズさがうまれてくることでしょう。

 

セッション7

テーマは東部のバランス、肩周り、胸部、首、頭部へのアプローチをします。

目の使い方や顎の緊張は、ストレートネックや顎関節症とも深く関わっています。

頭部のバランスは目、鼻、耳、舌から入ってくる情報に敏感に反応します。それらの感覚を意識したり、刺激することで、感じることと姿勢や動作をつなげていきます。頭部が自由になると、歩くことはよりスムーズに。身体は軽くなり、呼吸は外へ広がっていきます。

 

セッション8、9

ここまでの変化をまとめて、統合していきます。

腕や脚、頭などがそれぞれ自由になっていたとしても、それぞれがバラバラで効率よく動かせません。ここでは、これまでに得た変化をより深く身体に馴染ませていくために必要なことを行ないます。

立つ、座る、歩くなどの日常動作だけでなく、時にはスポーツやダンス、楽器演奏などで求められる動きのニーズにも対応していきます。

 

セッション10

全身の統合がテーマです。

姿勢や動きお改めて確認して、10シリーズ終了後の生活の中で、変化を継続していくために必要なことを行ないます。そして、身体、動作、感覚、意識の変化を自らのものにしていきます。

 

                                        <日本ロルフィング協会の記事より>