ロルフィングとは?

ご自身の身体を見つめて、気付く、米国生まれのボディワーク

ロルフィングは米国の生化学者アイダロルフ博士(1896~1979)によって創られたボディワーク・施術プログラムです。

 

ロルフィングは主に3つの方法によって、身体の機能、感覚、心的な変化を感じて、ご自身の身体や動きに気づきを得てもらいます

 

一つ目は、筋膜をリリースする方法です。

もともとクラシカル・伝統的な方法では、身体全体を覆う、筋膜という結合組織に直接触れて、体の制限を解放することで、その人本来の動きを獲得してもらいます。

二つ目は、筋膜をリリースした後などに、その方の身体に適した新しい動きを伝えて(ムーブメントと表現)、ご自身に動いてもらう方法です。新しい動作の獲得をしてもらいます。

三つ目は、身体や感覚に働きかけて、ご自身の感覚機能を高めて、感じる能力を高めてもらう方法です。

 

上記のことを踏まえて、ロルフィングとは身体の再教育の技法(テクニック)と考えられます。ウィクペディアでは、身体と重力の調和を取り戻し、人間が本来持っている潜在力や自然治癒力を引き出す、構造的身体統合法と記載されています。

 

身体の機能や感覚の気づきを高めることで、姿勢の見直し、腰や肩こりなどの慢性の痛み軽減をはかるだけでなく、心身のリフレッシュを得ることができます。

 

ロルフィングの原則と効果

ロルフィングは身体に与える影響を考えて、また全身に深く働きかけて調整をはかるため、10回に分けてセッションを実施します。

 

ただ、ご都合に応じて区切りのよいところ、(1~3回目)、(4~7回目)、(8~10回目)で、区切ったり、終了していただくことも可能です。

 

また、必ず10回を受けきらないといけないものではありません。1回受けていただいて、部分的な効果をねらう方法もあります。回数、ペースは遠慮なくご相談下さい。

 


ロルフィングの3つの分類

10回はグループ分けがされていて、各セッションごとにテーマが決まっているのと、大きく分けて3つの分類されています。

 

①1~3回目が「表層」、②4~7回目が「深層」、③8~10回目が「統合(まとめ)」をテーマとしています。

 

各セッションは、

①「表層」1呼吸、2足と地面のつながり、3身体の前後のバランス、

②「深層」4骨盤底や・骨盤内側、5腸腰筋・骨盤前面、6仙骨と尾骨・骨盤後面、7頭頸部、口、鼻

③「統合」8と9で上下肢どちらか選択、10身体全体の統合

ロルフィングの10セッションについて

基本は10回のセッションで構成されており、10セッションはそれぞれ目的をもってすすんでいきます。


ロルフィングの10セッションについて①~③ 表層の筋膜編

セッション1(1回目の施術)

呼吸に着目します。呼吸が人が生命として生きていくための大切な部位であること、呼吸の筋膜がゆるまないと(緊張をなくさないと)全身の筋膜の緊張状態がゆるんでこないと言われています。 

まずは表層と言われる表面の筋膜に触れさせてもらってロルフィングや施術者を知ってもらうことも目的となります。

呼吸、肩の動き、足の動作、歩行、その人の持っている感覚などを確認します。   

セッション2(2回目の施術)

地面と足のつながり、足のサポートをつくっていくことに着目します。

立ったり、歩いたりした際の足の支持性(安定性)を獲得するために、膝から下の部位に対して触れていきます。 

立った状態が安定することで、上半身(体幹や上肢)の緊張を軽減させることができるとも言われています。

また、セッション2の足のワークで重力を感じるきっかけとなります。

セッション3(3回目の施術)

 体のサイドライン(前後の空間をつくること)に着目します。呼吸をしたとき、肩を上げたとき、足を曲げたときに、体の側面の筋膜がされて、12番目の肋骨がしっかりと動けるようにワークしていきます。

ロルフィングの10セッションについて④~⑦ 深層の筋膜編

セッション4(4回目の施術)

骨盤を通して足のサポート(支持)を得ること、足から骨盤までのつながりを感じてもらうことに着目します。

骨盤底と言われる部位と、股関節の内側の部位(太ももの内側)の筋膜に触れていきます。触れることで地面から骨盤底へのつながり、足全体の内側と外側の違いに気づいてもらいます。

セッション5(5回目の施術)

脊柱(背骨)の前方の状態を安定させたり、大腰筋の付着部(腰椎の一番上のあたり)から下肢を振り出せることを目指します。

腸腰筋や体の前面にある筋膜に触れていきます。骨盤の前面やお腹も触れていきます。

セッション6(6回目の施術)

仙骨や尾骨の動き、骨盤や脊柱の後面の筋膜の活動に着目します。仙骨、尾骨、骨盤、脊柱の後面の筋膜に触れていきます。

セッション7(7回目の施術)

地面からこれまでの施術部位までのつながりを更に頭頂(頭の先)までつなげることや、知覚に働きかけることに着目します。肩の上方の部位、鼻、口、表情筋、頭部に触れていきます。

 

ロルフィングの10セッションについて⑧~⑩ 統合編

セッション8と9(8と9回目の施術)

セッション⑧と⑨は上肢(ロルフィングでの体の上半身)と下肢(ロルフィングでの体の下半身)に分けて、どちらかを選択して順に触れていきます。

上肢を選択した場合は上肢のワークの総まとめをすることになりますが、肩、ロルフィングでの体の上の部分が対称的な動きをしているか、下半身(足)からの動きが上半身(

下肢を選択した場合は下肢のワークの総まとめをすることになりますが、地面からのつながりが腰椎の上の部分までつながっているか、骨盤が対称的に動いているかに着目します。

 

セッション10(10回目の施術)

身体全体をまとめとして扱います。クライアントさんに、今までの施術を整理してもらい、10セッションが終了した後も状態が継続できるように気付きを得てもらいます。