強い腰痛の方のセッション【動きの面から】
こんにちは。
ブログをみていただてありがとうございます。
以前、20代女性で、左の腰椎(腰の骨)と左の仙腸関節に痛みがある方の施術を担当させていただきました。*写真とは異なり一例です。
体を前方に少し倒すと痛みが生じて体を前に倒すことができません。腰の痛みは座り続けているときに最も強く、歩くと楽になります。レントゲンでの異常はみあたらない状態でした。典型的な非特異的腰痛、椎間板の原因を主体とする症状と思われました。
他の腰痛のためのチェックをいろいろとしている間にみつけたのですが、その方の立っている姿勢は左に骨盤が後方に引けており、左足も後方に引かれていました。
立位姿勢を修正すると、左の腰椎と仙腸関節の痛みはさらに軽減しました。
その立位での気づきは、私にとっては理学療法というよりは、ロルフィングによる動き(ムーブメント)のセッションでした(以前ゲイルという米国のロルファーのワークショップを受けた際に、立位でのアプローチの感覚が印象深くありました)。
もちろん、アプローチは姿勢修正だけではなく色々と実践しましたが、ロルフィングにとっても動き(ムーブメント)も大切ということをお伝えしたかったのです。そのクライアントさんは感覚で全身の筋膜が緩んで体のリラックスを感じてもらうことも大切ですが、目の前の痛みが少なくなり痛みが再発しないことが十分な満足に繋がります。動き(ムーブメント)も施術にとっては大切な要素となります。
ロルフィングリファイン茅ヶ崎
代表 田島